車載用 タッチパネル FID-554シリーズ

概要
近年のカーナビゲーションやカーオーディオの普及と高機能化、またテレマティクス(各種車載用情報通信システム)に対応するカーエレクトロニクス装置の必要性などから、車載向けタッチパネルの需要も増大しています。当社ではこのような市場ニーズに応え、厳しい車載仕様に最適なタッチパネルを系列化しました
特長
- 高耐環境特性
厳しい温湿度条件に対しても高い信頼性を実現しました。 - 優れた光学特性
高透過率/低反射の実現により、表示画面の画質劣化が少なく、はっきり見えます。 また、ぎらつき防止処理、アンチニュートンリング仕様により、さらに視認性が向上しました。 - 防汚機能
指紋の汚れがつきにくく、また付着した汚れは拭き取りやすいので、常にきれいな表面状態を保てます。
材料選定
厳しい車内環境条件に合致する材料を検討し、車載用途に適した構成のタッチパネルを開発しました。
- フィルム
広い温度範囲でもタワミが発生せず、透明導電膜も安定した抵抗値特性を有するフィルム部材です。 - 接続ケーブル
特に高温特性の優れたケーブル材料を採用しました。 - ケーブル接着用材料
熱硬化タイプの接着剤を採用することにより、接続安定性を向上しました。
耐環境特性 (車載向けタッチパネルの環境試験結果)
| 項目 | 試験条件 | 結果 |
| 高温放置試験 | 95℃、1000h | 異常なし |
| 低温放置試験 | ||
| 高温高湿放置試験 | 85℃85%RH、1000h | |
| 熱衝撃試験 | ||
| 高温動作試験 | 65℃、5Vdc、192h | |
| 低温動作試験 | ||
| 高温高湿動作試験 | 65℃、85%RH、5Vdc、192h |
低反射化技術
いろいろな角度から入る太陽光や、夜間走行における照明など、車内特有の外光条件に対応するため、低反射化技術を取り入れて視認性の向上を図っています。
- 高透過仕様について
ガラス基板面に無機誘電膜を多層コーティングすることにより、ガラス面からの反射を低減し、透過率を向上させました。 - 偏光板付き仕様について
偏光板は、光の波動のうち特定方向のみを通過させます(直線偏光)。直線偏光の光をさらに四分の一くらい相差板を通過させると円偏光になり、円偏光の光はガラス面で反射すると回転方向が逆向きになります。このような性質を利用して、タッチパネルでの外光反射をほとんどなくし、高コントラストの表示画面を実現しました。
<偏光板付きタッチパネルの原理>

A : 入射光(自然光)は偏光板を通過し、直線偏光に変換される。
B : 直線偏光は四分の一板を通過すると円偏光に変換される
C : 反射光は入射光と逆回りの円偏光になる。
D : 反射光は入射光と逆回りの円偏光になる。
E : 反射光は偏光板に吸収される。
<車載用タッチパネルの低反射化技術>

防汚機能
当社開発の防汚フィルムは、表面に低表面張力化処理を行うことにより、防汚機能を高めています。この防汚フィルムをタッチパネルに採用することで、指紋汚れが付着しにくく(目立ちにくく)、かつ付着した汚れが拭き取りやすくなりました。以下の図は、当社開発の防汚フィルムと一般市場で用いられている防汚フィルムとの比較を示します。当社の防汚フィルムは、汚れが付着しても簡単に拭き取れることがわかります。
<車載用タッチパネルの低反射化>

仕様
| 項目 | 仕様 | 備考 | |
| 機械的 特性 |
全光線透過率 | 80% |
JIS K7105 |
| HAZE値 | 5% typ. | --- | |
| 入力荷重 | 0.05N |
--- | |
| 表面硬度 | 鉛筆硬度 3H 以上 | JIS K5400 | |
| 筆記寿命 | 10万文字以上 | --- | |
| 打点寿命 | 100万回以上 | --- | |
| 電気的 特性 |
定格電圧 | 7Vdc | --- |
| リニアリティ | 1.5%以下 (初期) | --- | |
| ON/OFF チャタリング | 20ms以下 | --- | |
| 絶縁抵抗 | 10MΩ以上 (25Vdc) | --- | |
| 絶縁耐圧 | 25Vdc、1分間 | --- | |
| 環境 特性 |
動作温度 | --- | |
| 動作湿度 | 20 |
結露なきこと | |
| 保存温度 | --- | ||
| 保存湿度 | 10 |
結露なきこと | |
量産中
商品に関するお問い合わせはマーケティング部へ
その他のお問い合わせは
E-mail :promothq@fcl.fujitsu.comへ
