めっき技術
Au-PdNi-Niの三層めっきによる高い耐食性を有し、高信頼性を要求される用途に適しています。
コネクタで実績があります。
設備
全長10mのコンパクトなフープめっき装置で変種変量生産に対応しています。
PAGOSⓇめっき
PAGOSめっき(Palladium-Gold Sliding Contact Material)は、ニッケル(Ni)めっき 、パラジウム-ニッケル合金(Pd-Ni)めっき、金(Au)めっきの3層構造により、次の特長を持っています。
※PAGOSは富士通コンポーネントの登録商標です。
- 3層構造の多層めっきで、基材から外気まで開孔しているピンホールが少なくなり、耐食性が向上します。
- 硬いPd-Ni合金めっきの上に薄いAuめっきの構成で接点とすることで、コンタクト挿抜時の摩擦はPd-Ni合金とAuの間で低減され、挿抜力を下げて挿抜特性を良好に保ちます。
一般的なAuめっきとPAGOSめっきの違い
めっき仕様
基材材料 | 仕上げめっき | 下地めっき | 対応板厚(実績) | 対応板幅 | |
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C5210
C5191 C2680 C1700 C1720 | Au(~0.1 μm) | Pd-Ni(8:2)(~1.0 μm) | Ni(~2.0 μm) | 0.10~0.64 mm | 6~50 mm |
※その他の基材材料、板厚、めっき仕様についてはお問合せください。